ネットショップの同梱物(チラシやパンフレット)

ますます重要になる同梱物

メルマガやLINEなどデジタルマーケティングを必死にやっても同梱物を軽視していればチャンスを逃しています。ネット通販において同梱物の重要性は日々高まっています。理由は簡単でスマホ購入比率が日々高まっていることと、送料無料のショップが増えているからです。

1、スマホの購入比率が増える

スマホの購入比率が増えることで、なぜ同梱物が重要になるのでしょうか?1画面で表示される情報量が少なくなるからです。パソコンでネットショッピングを行うお客様には、色々な商品を見せることができます。関連商品、一緒に購入されている商品やキャンペーンのバナーなど画面が広い分多くを見せることができます。

一方でスマホで買い物するお客様に目的の商品以外を見せるのは非常に難しいです。その商品に直接アクセスして他の商品を全く見ないで購入するケースがかなり多くなります。スマホで色々な商品を見せるとしても買い物の邪魔をしないように案内を入れるとしたら画面下部になります。

これではスマホでは目的の商品以外を見せることすら難しいわけです。

2、送料無料が更に単品買いを加速させる

更に現在では全品送料無料という店が増えて来ています。あるいは主要商品は送料無料というパターンでも同じことです。送料負担がある場合にお客様は店内のほかの商品を一緒に購入して送料の負担感を減らそうとします。また5000円以上送料無料というような設定で主力商品が4000円程度であれば送料無料にするために店内を回遊する可能性があります。

送料無料の場合は店内回遊する理由はほとんどなくなります。更にスマホでの購入が多いわけで他の商品を見せることもできない。それが現在のネットショップで、今後は更にこの傾向が加速していきます。

店内の商品をチラシで見せるしかない

結局取り扱い商品をある程度一覧的に見せるにはチラシしかないという結論になってきます。メルマガやLINEももちろん有効ですが、どれも閲覧している端末はスマホですから一覧性がないことは同じです。閲覧端末がスマホになっている以上、デジタルマーケティングは必然的に単品訴求になっていきます。そこで、どんな品ぞろえがある店なのかを紹介するには同梱物を使っていくことになります。

どんな同梱物を入れればいいか?

これもなかなか奥が深いです。フォローメール的な挨拶文から始まり、お客様の声、ブランディングなど色々選択肢はありますが、まずはスーパーのチラシをイメージしておすすめ商品の一覧を同梱することから始めると良いかと思います。課題である回遊性に直接効果のある施策です。このチラシにはクーポンや専用の販売ページをつくることで効果測定をできるようにしたほうがいいです。効果が出ればそこから同梱物をセールスに使うことへのモチベーションにつながり結果的に売り上げ拡大につながります。

コストはどんなもんか?

チラシのデザインはWEBショップのバナーの要領でがんばって自社でやるのがおすすめです。多品種になるため外注すると、それなりのコストがかかります。コスト的にも精神的にも外注だと商品の入れ替えにも消極的になります。

印刷コストは枚数や用紙の大きさで異なりますが、ネット系印刷会社を使えばA4カラー1枚2.5円程度で可能です。間違ってもここでコストをかけすぎないでください。損益分岐点が上がりすぎます。

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